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第24回 外断熱で、家は果たして涼しくなるか?(1/2)


冬は温かく、夏は涼しくなる理想の工法だというのだけれど…

 最近、外断熱工法による住宅が目につくようになりました。省エネ問題に端を発し、住宅ローンでも優遇されるとあって今では新築住宅のほとんどが高気密・高断熱をうたっています。しかしその一方で室内や壁の内側で結露しやすいため、カビやイエダニが発生したり、木材が腐ってしまうなどといった問題点が指摘されはじめています。その原因が大多数の住宅で採用されている内断熱工法にあるとされ、そこで注目されるようになったのが結露しにくいといわれる外断熱工法というわけです。

内断熱と外断熱の違いとは

 内断熱とか外断熱といっても、おそらくピンとこない人が多いと思われます。
 そこで図に内断熱と外断熱の違いを図解しておきます。柱と柱との間、外壁と内壁の隙間に、グラスファイバーなどの断熱材を詰め込んだのが内断熱です。一方、柱の外側に板状の断熱材(ウレタンフォームなど)を切れ目なく貼りつめたのが外断熱で、壁の内部は空洞になっています。
 たったこれだけの違いなのに、外断熱にすれば結露が起きないということです。一体なぜでしょうか?

どうして外断熱では結露しないのか?

 結露は簡単に言えば、冷え切った壁面に温かい室内の空気が触れるために発生するものです。冷蔵庫から出したばかりの飲み物の容器の表面に水滴が付くのと同じ理屈です。
 外断熱は建物の外部に断熱材を置いて全体をすっぽりと包み込む方法ですから、室内の温かい空気が冷たい壁にぶつかることがなく、結露しなくなるのだそうです。
 しかし建築業界の人に聞くと、今でも新築住宅の多くは内断熱工法で作られているとのことでした。その理由は、ただ習慣的に従来の工法に従っているというほかに、内断熱工法のほうが安上がりにできるのが大きな原因のようです。


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