耐震補強実践研修会を開催しました

2008/3/21 木耐協事務局 文責:嶋田

 3月21日(金)に埼玉県川口市の木耐協研修所において、耐震補強実践研修会を開催しました。
 本研修会は実際の木造在来軸組工法2階建て住宅を活用し、(財)日本建築防災協会発行「木造住宅の耐震診断と補強方法」の一般診断法に基づき、現地調査を行う際の心構えから調査のポイント・診断グッズの使用方法を理解してもらうと同時に、調査後の耐震診断書を作成するための耐震診断ソフト使用上の注意点等を踏まえて耐震診断書の作成・補強提案の作成までを一貫して研修するものです。

 本研修会では、「現地調査」と「診断ソフト」の2つについてそれぞれ説明を行いました。「現地調査」では、現地に赴いて調査する前に準備しておかなければならない物や情報収集の重要性を説明し、実際の建物見てもらいながら調査箇所の判断方法や、診断書を作成するための調査記入票への記載方法について解説を行いました。調査時に重要となる診断ツールについては、土台や柱の木材の水分含有を測定する含水率計や、コンクリート基礎の中に鉄筋の有無を確認するための鉄筋探知機といった専門道具の使用方法について実践的な要点を踏まえて説明を行いました。

写真左:外周調査のポイントを解説しています。
写真右:診断グッズの使用方法や数値の読み方等の説明を行っています。

 「診断ソフト」では、木耐協で推奨している耐震診断ソフト「木耐博士S」(一般診断法対応)を使用して、「現地調査」で記入した調査記入票を基に、建物の概要からプランの入力・耐震要素の生成の方法について、実際にパソコンを操作しながら耐震診断書のプリントアウトが出来るまで解説しました。
 現状の診断書を作成した後、耐震性に問題がある住宅では耐震補強工事が必要になるので、診断ソフトを用いた補強プランの作成方法についても、補実務面で必要となるスキルを身に付けられるように、強部材の選定方法や補強する部位の注意点等の説明を行いました。

 今回は4社6名の参加であったため、参加した全ての組合員に対してディテール的な質疑応答や実際の現場での相談等にも応じることが出来、内容の凝縮された有意義な研修会となりました。

 今後とも研修会を通して組合員にとって意義のある会にすると共に、世の中のために役立つ耐震技術の提供を行っていきたいと考えています。

写真左:床下収納を外して床下に潜って劣化状況等を確認しています。
写真右:診断ソフトを用いて調査内容からソフトへ入力する際の注意点を説明しています。

(前のページにお戻りの場合はブラウザを直接閉じてください)