木耐協/日本木造住宅耐震補強事業者協同組合 電話での耐震診断申込は0120-224-293



県、改修費補助へ 木造住宅耐震化
(2008年2月5日 岩手日報)

 県は2008年度、震度6強以上の大地震への耐震性がない木造住宅の耐震改修工事について、住民への補助を実施する市町村に対して1戸当たり16万5000円を上限とする補助制度を創設する。2015年度までに3000戸の改修を目標とする。県の推計によると、1981年以前の旧耐震基準に基づいて建設され、耐震性がない木造住宅は約16万戸に上る。一方、耐震改修への補助を実施しているのは07年度で7市村にとどまっており、制度創設は市町村の財政負担を軽減することで、改修補助制度の導入を促す狙いもある。

 県が創設する補助制度は1戸当たり16万5000円を上限に、市町村の補助率分の27・5%を支援。県は08年度、100戸の改修を目標にしており、08年度一般会計当初予算案に1650万円を計上した。

 県内市町村で07年度、木造住宅の耐震改修に対して補助制度を導入している自治体は大船渡、釜石、陸前高田、花巻、遠野、一関の6市と田野畑村。工事費全体の3分の1から2分の1以内の額で20万―60万円を上限に補助している。

 これらの自治体は、国の地域住宅交付金制度を活用。住民への補助額のうち45%は国からの補助金を充てているが、県補助はこれまでなく、残る55%は市町村が負担している。

 県が06年度時点でまとめた推計によると、県内の木造住宅は約40万6000戸で、旧耐震基準に基づいて建てられたのは約16万9000戸(41・6%)。このうち95%に当たる約16万戸(39・4%が大地震への耐震性がないとみられているが、耐震改修実施戸数は05―07年度までで29戸にとどまる。

 県によると、08年度からは新たに盛岡、奥州、大槌など9市町村が補助制度の導入を検討。3月をめどに市町村の建築指導担当者らを対象に、県が創設する制度の説明や耐震改修の必要性を呼び掛け、35市町村すべてに補助制度の開設を促す方針だ。

 住宅の耐震改修をめぐっては、宮城県沖や東海といった大規模地震に備えるため、06年1月、国が各都道府県に耐震化促進計画の作成を求める改正耐震改修促進法を施行。県は07年1月に県耐震改修促進計画を作成した。